コンタクトレンズでも快適に過ごす花粉症対策とは?
暖かくなってくる春ですが、花粉症の方にとってはつらい季節ですね。花粉症がつらいからコンタクトレンズを使っていないという方も多いのではないでしょうか。今回の記事ではコンタクトレンズを使いながらできる花粉症対策についてご紹介いたします。
1DAYタイプのコンタクトレンズに切り替える
花粉症の方にとって一番重要なのはいかに花粉を摂取しないかということです。コンタクトレンズを外した時に光に当ててみるとよくわかりますが、コンタクトレンズには多くの汚れが付着しており、当然その中に花粉も含まれています。コンタクトレンズのケアを入念に行うことでも花粉を取り除くことはできますが、どうしてもすべてを取り除くことは難しいです。
そこで、花粉症の方は花粉の季節だけでも1DAYタイプのコンタクトレンズに切り替えることがおすすめです。毎日新品のコンタクトレンズを使っていれば朝から目が痒くなることも少なくなりますので、2WEEKや1MONTHタイプのものを使っている方は切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
2WEEK、1MONTHタイプは過酸化水素タイプでのケアを
1DAYタイプに切り替えるのが難しい場合は、洗浄・消毒・保存剤にMPSタイプではなく、より強力な過酸化水素タイプのものを使用しましょう。オプティフリー、コンプリート、レニューなどがMPSタイプで、コンセプトワンステップ、AOセプトクリアケアなどが過酸化水素タイプです。若干手間はかかりますが、コンタクトレンズに花粉が残ってしまうのを防ぐことが出来ます。
伊達メガネをかける
最近ではレンズやメガネの縁が大きい花粉カット用の伊達メガネも販売されていますので、外出時はコンタクトレンズと伊達メガネを併用することもおすすめです。商品によっては90%以上の花粉をカットできるものもありますので、1DAYタイプのコンタクトレンズを使った上で伊達メガネもかければ花粉症の目の症状を和らげることができるでしょう。
例えば、JINSが販売している「JINS 花粉CUT SLIM」モデルは花粉カット率最大98%を誇るモデルです。スリムモデルであり、違和感もなくかけられるので花粉症の時期だけでもいかがでしょうか?度なしタイプで3,900円からとお求めやすい価格になっています。
花粉症用点眼薬はコンタクトレンズ対応のものを選ぶ
花粉症用点眼薬の大半は主に下記の2点の理由からコンタクトレンズを装着したまま点眼することはできません。
- 防腐剤がレンズに吸着して目に悪影響となる
点眼薬には防腐剤が含まれており、目に影響がないように薄くしてあります。コンタクトレンズを装着したまま点眼すると、コンタクトレンズに吸着して角膜上皮に障害をおこす可能性があります。 - 充血をとる血管収縮剤により酸素が目に届かなくなる
血管収縮剤は、白目の血管を収縮させることにより目の充血をなくしますが、血管が収縮することで、眼への酸素の供給がかなり少なくなります。コンタクトレンズをしているだけで、酸素の透過が通常より少ない目に対して血管収縮剤を点眼すると、目への酸素の供給が追い付かなくなり、角膜新生血管等の病気になる可能性があります。
目がかゆく、点眼を行う場合は下記の目薬を選ぶと良いでしょう。
いずれもコンタクトレンズ対応型です。
ロート製薬 ロートアルガードコンタクトa
価格:698円
ロート製薬 ロートCキューブプラスビタフレッシュ
価格:590円
ライオン スマイルコンタクトEX AL−Wクール
価格:513円
まとめ
いかがでしたでしょうか。目が痒いからといってコンタクトをつけたまま擦ってしまうと角膜に傷がついてしまう恐れがあるので、擦らないようにしましょう。また、花粉症はアレルギーです。目のアレルギーは放置していると結膜炎になってしまうこともありますので症状がひどい場合は眼科で相談するようにしてくださいね。