なぜ目が疲れるのか?疲れ目の原因とすぐ出来る4つの解消法
近年、スマートフォン(以下スマホ)やパソコンの普及により、多くの人がスマホやパソコンでインターネットやネット通販、オフィス作業などを行うようになりました。
スマホやパソコンは便利な反面、目が疲れる原因の1つにもなります。目が疲れると、目が重くなったり、ショボショボしたりと目に違和感を感じますよね。
さらに、疲れ目のまま仕事や家事、ゲームなどで目を酷使する作業を続けると、頭痛や肩こりなどで日常生活に支障をきたすようになります。
今回は、『なぜ目が疲れるのか?疲れ目の原因』と『目が疲れたときにすぐ出来る解消法』について紹介します。
目次
疲れ目はなぜ起こる?原因は?
疲れ目が起こる原因は大きく分けて3つあります。それぞれについて説明していきます。
目の酷使による目の筋肉の疲労
スマホやパソコンを使用していると、知らず知らずのうちに長時間目を酷使してしまいます。パソコンでのデスクワークに加え、日常でも動画やゲーム、LINEなどでスマホを使用するとあっという間に時間が経ってしまいますよね?
長時間目を酷使すると、ピント合わせを行う目の筋肉(毛様体筋)が疲弊し、疲れ目となるのです。トレーニングや長時間運動した後などに全身の筋肉が疲弊し、体が重くなるのと同じことです。
特にスマホやパソコンなどで一定距離で同一のものを長時間見続けた場合、目の筋肉が緊張し硬くなるため、目が疲れやすくなります。
ドライアイ
スマホやパソコンを長時間使うと、まばたきの回数が減り、ドライアイになりやすいですが、このドライアイもまた、疲れ目の原因となります。
ドライアイとは、目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙が目全体に均等にいきわたらなくなることによって、目の表面に傷をつけてしまい、さまざまな症状を引き起こす目の病気です。
ドライアイになると、目に不快感を感じたり、かすんで見えにくくなったりします。この状態では目のピントが合わせづらいため、目の筋肉が疲れやすくなります。これが疲れ目の原因となるのです。
度が合っていないコンタクトレンズや眼鏡
コンタクトレンズや眼鏡の度数が合っていないことも疲れ目の原因となります。
度数が合っていないコンタクトレンズや眼鏡をしている状態では、常に目のピントを合わせないといけない状態となっていることから目の筋肉に大きな負荷がかかり、目が疲れやすくなるのです。
老眼や遠視、乱視がある状態で、コンタクトレンズや眼鏡で矯正していない場合も同様に目が疲れます。
定期的に眼科の診断や健康診断で視力検査を行うことをおすすめします。
疲れ目の症状は?
疲れ目には人によりさまざまな症状を引き起こします。
疲れ目でよくみられるのは、目が重い、目がショボショボする、目の周りがピクピク痙攣する、目が痛くなるなどの症状です。
さらに、疲れ目のまま目を酷使して症状が悪化すると、肩がこる、頭痛がする、体がだるくなるといった目以外の全身での症状が出ます。
通常の疲れ目はゆっくりと目を休めると回復しますが、長期間の目の酷使により、目を休めても疲れがとれない「眼精疲労」になる場合もあります。
コンタクトレンズを使うと疲れ目になりやすい?
実はコンタクトレンズを使用していると、疲れ目にはなりやすいのです。
通常、コンタクトレンズは遠方にピントを合わせていることが多いです。しかし、パソコンやスマホなどを使用して近くのものを見る時には、目の筋肉を使ってピントを合わせないといけないため、疲れ目になりやすいです。
眼鏡であれば近くを見るときには外して見れば良いのですが、コンタクトレンズはいちいち外して見るわけにはいかないので、どうしても目が疲れやすくなってしまいます。
また、コンタクトレンズは親水性があり、目の涙を吸い込むため、ドライアイにもなりやすいです。上で説明した通り、ドライアイの人は疲れ目の原因でもあるため、この点でもコンタクトレンズを使うと疲れ目になりやすいのです。
すぐ出来る疲れ目の4つの解消法
疲れ目を簡単に解消する方法としては下記の4つがあります。
- 目を休める
- 目薬を差す
- サプリメントを取る
- コンタクトレンズを変える
目を休める
疲れ目の解消法として、まず一番最初にあげられるのが、目を休ませることです。
前述した通り、長期間にわたって目を酷使してしまうと、少し休んでも疲れがとれない「眼精疲労」になってしまいます。「眼精疲労」とならないためにも、少しずつこまめに目を休ませることが大切です。
蒸しタオルを目に当てることも疲れ目を解消する良い方法です。蒸しタオルで目の周辺の筋肉を温めてあげることで血行が良くなり目の疲れが解消されます。
蒸しタオルがない場合でも、コンビニで売っているめぐりズム(花王)のホットアイマスクも疲れ目に良く効きます。
目薬を差す
疲れ目を解消する成分が入っている目薬を差すことで、目の疲れを解消する方法です。
目薬としては、目の筋肉の働きをサポートする「ビタミンB12」や新陳代謝を促進し血行を良くする「ビタミンB6」が含まれているものが良いでしょう。
「ビタミンB6」「ビタミンB12」を含有し、防腐剤が入っておらず、コンタクトレンズを着けたままでも点眼できる『ソフトサンティア ひとみストレッチ』がおすすめです。
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サプリメントを取る
目に良い食べ物にブルーベリーが良いということは、よく知られているのではないでしょうか?
ブルーベリーには、ポリフェノールの一種である「アントシアニン」が入っています。アントシアニンは、老眼を遅らせる効果だけでなく、疲れ目や視力の回復にも有効です。アントシアニンはブルーベリー以外にも、黒豆や赤ワイン、あずきにも含まれています。
アントシアニンはサプリメントで取るのがおすすめです。
船越英一郎の宣伝で有名な『北の国から届いたブルーベリー』などのサプリメントで手軽に疲れ目対策を行うことが出来ます。目を酷使する仕事をする方は「アントシアニン」を摂取することで疲れ目対策を行ってはいかがでしょうか?
コンタクトレンズを変える
使い捨てのコンタクトレンズを着けている方であれば、少し度数をおとして近くにピントが合いやすいようにしたり、遠近両用のコンタクトレンズに変更したりすることも有効な手段です。
さらにドライアイの対策として、目の潤い感が持続するコンタクトレンズに変えてみるのも手です。
ドライアイにおすすめのコンタクトレンズは下記の2つです。
・プロクリアワンデー
・デイリーズトータルワン
まとめ
今回は疲れ目について説明してきました。疲れ目の症状があるのに関わらず、目を酷使し続けると、頭痛や肩こり、全身倦怠感などの体にまで症状が及びます。
自分が疲れ目になりやすい、なりやすい環境にいる人は、しっかりと対策を行い、疲れ目を解消するように心がけましょう。