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コンタクトレンズを使用して起こる病気

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病気

コンタクトレンズ使用者の10人に1人がなんらかの目の病気になったことがあるというデータがあります。コンタクトレンズを適切に使用しないと後々まで障害が残ってしまうような病気になってしまう恐れがありますので正しい使用やケアを行わなければいけません。今回の記事ではコンタクトレンズを使用して起こる病気について紹介しますので参考にしてみてください。

点状表層角膜症

点状表層角膜症(てんじょうひょうそうかくまくしょう)とは、角膜の一番上にある角膜上皮に傷がついてしまう病気です。コンタクトレンズ障害の中で、最も頻度の高いものです。

原因

長時間のコンタクトレンズ装用や汚れたレンズを装用することで、角膜に酸素が行き渡らなくなり傷がつくことや、レンズをしたまま目をこすったりすることなどが原因です

症状

異物感や痛み、充血、涙、まぶしさを感じるなどの症状があります。自覚症状がない場合も多々あります。

治療法

コンタクトレンズを装用中止の上、点眼薬で治療します。一晩から数日で症状は改善されることがほとんどです。

角膜上皮びらん

角膜上皮びらん(かくまくじょうひびらん)とは、角膜の表面の上皮が部分的にとれる病気です。角膜潰瘍と違い軽症で、視力障害の後遺症は残らないのが一般的です。

原因

コンタクトレンズの不適切な使用(コンタクトレンズを外さないまま寝た、使い捨てではないコンタクトの洗いが不充分)により起こります。また、点状表層角膜症が悪化して起きる場合もあります。

症状

異物感や痛み、充血が起こります。まぶたが腫れることもあります。涙もたくさん出ますが、目やにはあまり出ません。

治療法

コンタクトレンズを装用中止の上、眼軟膏(がんなんこう)を塗布して、眼帯をします。軽傷の場合は、点眼薬で治療することもあります。数日で症状は改善されることがほとんどです。

角膜浸潤、角膜潰瘍

角膜浸潤(かくまくしんじゅん)、角膜潰瘍(かくまくかいよう)とは、角膜上皮から奥の角膜実質にまで傷がつき、角膜実質の一部が欠損する病気です。角膜浸潤が進行すると、角膜潰瘍になります。角膜潰瘍は最悪の場合、失明の危険がある恐ろしい病気です。

原因

コンタクトレンズの不適切な使用や外傷などにより角膜に傷がつき、そこから細菌が感染し起こります。また、点状表層角膜症・角膜上皮びらんを放置した場合に進行して起こる場合も多くあります。

症状

激しい目の痛み、充血が起こります。場合によっては失明することもあります。

治療法

コンタクトレンズを装用中止の上、点眼や眼軟膏(がんなんこう)を塗布、抗生物質を内服します。重症の場合、角膜移植が必要となることもあります

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎とは、花粉、ほこり、ダニなどが原因で炎症が起きてしまう病気です。アレルギー性結膜炎になると目がかゆくなり、白目が充血してきます。炎症が悪化すると目やにが増えてきて、朝起きるとまぶたが目やにで張り付いてしまっていることもあります。アレルギー性結膜炎を防ぐにはコンタクトレンズを毎日きちんとこすり洗いすることが重要です。特に花粉の季節はコンタクトレンズに汚れが溜まりやすいですので念入りにケアするようにしましょう。

原因

花粉や住まいの中にあるホコリがまぶたの裏側や白目に付着して起こります。

症状

目のかゆみ、異物感、充血、涙目などが起こります。

治療法

抗アレルギー点眼薬で治療します。

ドライアイ

ドライアイとは、目を保護する涙が不足し、目の表面が乾いてしまう病気です。コンタクトレンズの使用者はコンタクトレンズから水分が蒸発するためドライアイになりやすいと言われています。ドライアイになると目が疲れやすくなるだけでなく、目の表面に傷がつきやすくなってしまうので注意が必要です。市販のコンタクトレンズ用の目薬にも効果はありますが、眼科でドライアイの検査を受けた上でドライアイ用の目薬を処方してもらうと良いでしょう。

原因

コンタクトを使用すると、涙がコンタクトレンズに吸い取られたり、涙が蒸発することで、目の乾燥感が強くなって起こります。

症状

目が乾いてゴロゴロし、目やに、目のかすみや疲れ、痛みなどが起こります。

治療法

涙の量を補う人口涙液(点眼薬)で治療します。なお、市販の目薬には防腐剤や添加物が入っていることが多く、その刺激で症状が悪化することがあります。眼科で処方される点眼薬を使用することをお勧めします。

巨大乳頭結膜炎

巨大乳頭結膜炎(きょだいにゅうとうけつまくえん)とは、おもにコンタクトレンズの汚れが原因で、上まぶたの裏側に乳頭と呼ばれるブツブツができるアレルギー性の病気です。

原因

コンタクトレンズの汚れや長時間の装用により起こります。コンタクトレンズを連続装用したままの人や煮沸消毒をしている人、つけおき洗浄だけでこすり洗いをしていない人などに多く起きる症状です。

症状

目のかゆみ、異物感、目ヤニ、コンタクトレンズの頻繁なズレなどが起こります。

治療法

コンタクトレンズを装用中止の上、点眼薬で治療します。数日~数ヶ月と改善までの期間には個人差があります。2WEEKタイプや1MONTHタイプだとレンズのケアが不十分となり、再発することが多々あります。巨大乳頭結膜炎にかかってしまった場合は、コンタクトレンズをワンデータイプのものに切り替えた方がよいでしょう。

アカントアメーバ角膜炎

水中に生息する微生物「アカントアメーバ」が角膜に感染して起こる病気です。アカントアメーバは水道水の中にも生息しているため、MPSの代わりに水道水で不用意にコンタクトレンズを洗ったり保存することにより感染してしまうことがあります。良く効く薬がない厄介な病気です。

原因

アカントアメーバで汚染されたコンタクトレンズを使用することによって生じます。レンズのこすり洗いが不十分な場合や保存ケースを洗った後に乾燥させずに使った場合などで、汚れたレンズや保存ケースに付着したアカントアメーバが角膜の小さな傷から中に入り込み感染します。

症状

激しい目の痛み、充血、視力低下が起こります。

治療法

抗真菌薬を使用しますが、それに加えて感染した角膜表面を何度も削る治療を併用する必要があります。入院の上、治療には数週間~数カ月かかります。どうしても治らない場合は、角膜移植を行う場合もあります。

まとめ

コンタクトレンズを使用して目の病気になってしまう人の約6割は眼科での定期的な検査を受けていなかったという調査があります。自覚症状はなくても病気が進行していることがありますのでできるだけ定期検査に行くようにしてくださいね。

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