コンタクトレンズの種類ごとの特徴と手入れ方法
使い捨てコンタクトレンズにはその装用期間に応じて1DAY(1日使い捨て)タイプから、2WEEK(2週間使い捨て)タイプや、1MONTH(1カ月使い捨て)タイプと大きく3種類あります。それぞれで特徴と手入れ方法が異なります。
今回の記事ではコンタクトレンズの種類ごとの特徴と手入れ方法について紹介しますので参考にしてみてください。
目次
1DAYタイプ
特徴
朝つけて夜寝る時に外したら捨てるだけで、毎日の手入れが不要のソフトコンタクトレンズです。毎回新しいレンズに交換するので、いつでも清潔に使うことができます。スポーツのときだけ、旅行のときだけ、というように必要なときに1日単位で使うことができます。
コストは1日あたり100円程度かかるため、他のタイプと比較すると一番高くなります。
代表的なレンズ
- ワンデーアキュビュー(ジョンソン&ジョンソン)
- ワンデーアキュビューモイスト(ジョンソン&ジョンソン)
- ワンデーアキュビュートゥルーアイ (ジョンソン&ジョンソン)
- デイリーズアクア(日本アルコン)
- デイリーズアクアコンフォートプラス(日本アルコン)
- メダリストワンデープラス(ボシュロム)
- プロクリアワンデー(クーパービジョン)
手入れ方法
1DAYタイプのコンタクトレンズは毎日新しいレンズと交換する必要があるため使用後に手入れは不要です。1DAYタイプのコンタクトレンズは汚れや変形への耐性が低いので一度使ったレンズは必ず破棄して、繰り返し使わないようにしてください。
2WEEKタイプ
特徴
開封から2週間経ったところで、新しいコンタクトに変える使い捨てコンタクトです。1DAYタイプに比べ毎日の手入れが必要なため、手間がかかります。
コストは1日あたり50円程度と、1DAYタイプと比較すると安くなります。
代表的なレンズ
- 2ウィークアキュビュー(ジョンソン&ジョンソン)
- アキュビューオアシス(ジョンソン&ジョンソン)
- エアオプティクスアクア(日本アルコン)
- メダリストプラス(ボシュロム)
- バイオフィニティ(クーパービジョン)
手入れ方法
2WEEKタイプのものは2週間繰り返し使用することができますが、毎日手入れが必要です。手入れの方法はMPS(マルチパーパスソリューション)という消毒液で行うのが一般的です。MPSはオプティフリー、コンプリート、レニューなどの商品名で各メーカーから販売されています。
MPSの使用方法は以下のとおりです。
- 石鹸などでよく手を洗ってからコンタクトレンズを外す
- コンタクトレンズをMPSですすぎ洗いする
- 手のひらにMPSを数滴たらしてコンタクトレンズをこすり洗いする
- MPSで満たしたレンズケースでコンタクトレンズを保管する
1MONTHタイプ
特徴
開封から1カ月経ったところで、新しいコンタクトに変える使い捨てコンタクトです。交換時期は1ヶ月に1度なので、交換日が2WEEKタイプタイプに比べて覚えやすいです。また、2WEEKタイプと同様、1DAYタイプに比べ毎日の手入れが必要なため手間がかかります。
コストは1日あたり30円程度と3種類の中で一番安くなります。
代表的なレンズ
- エアオプティクスEXアクア(日本アルコン)
- ビューノⅠ(オフテクス)
- マンスリーファイン UV(シード)
手入れ方法
1MONTHタイプのものも毎日手入れが必要です。2WEEKタイプのものと同じくMPSでの手入れが一般的ですが、長期間使う上で汚れが気になる方は過酸化水素での手入れがおすすめです。レンズメーカーからも1MONTHタイプの場合は過酸化水素での手入れが推奨されています。
過酸化水素の商品はコンセプトワンステップ、AOセプトクリアケアといったものがあります。過酸化水素での手入れはMPSに比べて手間がかかりますが消毒効果が高いです。具体的な手入れの方法は以下のとおりです。
- 専用のケースにコンタクトレンズを入れる
- ケースを過酸化水素の消毒液で満たした後、中和剤を入れる
- 消毒が完了するまで6時間以上放置する
- コンタクトレンズを装着する際は別売りのすすぎ液ですすいでから使用する
まとめ
1DAYタイプ、2WEEKタイプ、1MONTHタイプのコンタクトレンズの特徴と手入れ方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
直接目に入れるものですのでコンタクトレンズの手入れは非常に重要です。2WEEKや1MONTHタイプのコンタクトレンズを使う場合は必ず毎日手入れを行うようにしましょう。