ドライアイとは?ドライアイの原因と対策、おすすめコンタクトレンズまとめ
ドライアイという言葉は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?室内でパソコンに向かう仕事やコンタクトレンズを長時間使用する人が増えてきたため、ドライアイで悩む人も増えてきました。
今回はドライアイとはどのようなものなのか?、ドライアイの原因や対策は何か?、ドライアイにおすすめのコンタクトレンズは何か?について説明していきます。
目次
ドライアイとは?
ドライアイとは、目の表面を覆っている涙の量が減ったり、涙の質が悪くなることで目の乾燥感や不快感、疲れ、痛みなどのトラブルを起こす目の病気の総称です。
エアコン、パソコンやスマートフォンの使用、コンタクトレンズの装用などにより年々数は増えており、2,000万人近くの人がドライアイの症状を抱えていると言われています。
ドライアイの原因
ドライアイの原因は、大きく次の3つに分けることが出来ます。
涙の量の減少
加齢に伴い、涙の分泌量が減ることによりドライアイが起こります。特に女性は中高年になると、涙の分泌量が減ってくる傾向があります。
他にもストレスや緊張、病気によって涙の量が減ることがあります。
涙の蒸発の増加
環境上の問題により、涙の蒸発量が増えてドライアイが起こります。原因にはエアコンで乾燥した室内の環境、強い風、太陽の紫外線、コンタクトレンズの装用も影響します。
特に、コンタクトレンズは涙を吸収する特性があり、さらにレンズ表面から涙が蒸発しやすいため、ドライアイになりやすいのです。
また、近年はパソコンやスマホの長時間の使用により、瞬きが減少したり、目が緊張することで、涙の蒸発が増えてドライアイになる方が増えています。
涙の質の悪化
涙の成分にムチンという成分があります。このムチンには粘性があり、目の表面に涙を均一に分布させる働きがあります。
加齢や環境上の問題、病気などにより、涙からムチンの成分が低下することで、目の表面の涙の膜が途切れやすくなり、ドライアイが起こります。
ドライアイの症状
ドライアイの症状は程度や人により、さまざまです。
目が乾燥する、目に違和感がある、目が疲れやすい、かすんで見える、目に違和感がある、眩しく感じる等、様々な症状があらわれます。これらの中にはあまりドライアイとは関係なさそうな症状もありますが、これらはすべてドライアイの症状でも現れてくるのです。
目が乾燥しやすい
目が乾燥しているように感じるのは、目にうるおいが無く「涙の量が足りない」、もしくは「目の表面全体にうまく涙がいきわたらない」状態です。そのままの状態が続くと、目の表面の角膜を傷付けることもあるため、視力低下や感染症を引き起こす原因にもなります。
目に違和感がある
目がショボショボするといった違和感、ゴロゴロするといった異物感もドライアイの症状の一つです。ドライアイで涙の量が減る事により、角膜に傷がつくために違和感をもたらします。
目が疲れやすい
疲れ目というの通常、一晩ゆっくり休めば目は回復して疲れはとれるのが普通です。しかし、ドライアイによる目の疲れは、いわゆる眼精疲労に該当する事が多いので、一晩寝たところで目は回復せず、目が疲れやすい状態が続いてしまうのです。
目がかすんで見える
健康な目であれば、目の表面に安定した涙のうるおいがあり、涙の「層」がものを見る時のピントを合わせています。しかしドライアイでは涙の層を上手くつくることができないため、ピントを合わせられなくなります。そのため、目がかすんで見える症状が現れてしまうのです。
目が充血している
ドライアイで目が充血する理由は、涙が目の表面に不足している状態で、ゴミや汚れにより、アレルギー反応(アレルギー性結膜炎)を起こして充血することがあります。
眩しく感じる
ドライアイでは涙が減少する事で目の表面を覆う涙が均一でなくなり、目の表面に凹凸が出来てしまいます。この凹凸により光が目の表面で乱反射しまうので、目に入った光を正しく網膜に届けることができなくなってしまい、まぶしいと感じるのです。
自分で出来るドライアイのチェック方法
ドライアイの症状のところとも、重なる部分があるのですが、下記のドライアイの症状にあてはまる項目があればあるほど、ドライアイである可能性が高くなります。
5個以上当てはまる場合は眼科の診断を受けてみましょう。
- 目がすぐに乾く
- 目がゴロゴロする
- 目が疲れやすい
- 目がかすんで見える
- 目に不快な感じがある
- 目にすぐ痛くなる
- 目が充血しやすい
- まぶたが重たい
- 涙が出やすくなった
- 目が良くかゆくなる
- 光が眩しく感じる
- 目やにが出る
眼科でのドライアイの検査方法
眼科でドライアイかどうかを調べるための検査について紹介します。
シルマーテスト
涙の量を調べる検査です。検査用のろ紙をまぶたの縁にはさんで、5分間でどのくらいの長さが濡れているかを調べます。
BUT検査
診察室で、暗室で目に光を当てて眼球を拡大しながら見ることが出来る、細隙灯顕微鏡(さいげきとうけんびきょう)を使って調べます。目をフルオレセインという染色液で染めて、目を開けたままにしたとき乾いた部分が現れるまでの時間を計測します。
ドライアイの治療方法
ドライアイの治療方法としては、基本は点眼薬になりますが、重症な場合は涙点プラグを使用して治療します。
点眼薬
人工涙液やヒアルロン酸を含んだ目薬を点眼することで目に潤いを与え、ドライアイを治療します。
症状が重い場合には、涙をつくる機能を増やす効果がある『ジクアス点眼液』、目の表面に涙を均一に分布させるムチンを増やす効果がある『ムコスタ点眼液』などが点眼薬として使用されます。
涙点プラグ
点眼薬で症状が改善されない場合、涙点プラグを挿入することでドライアイを治療します。
涙は目頭の上下にある涙点という箇所より排出されます。この涙点、小さな栓(涙点プラグ)をしてあげることで、涙の流れていく量を減らし、涙を目の表面にためてドライアイを緩和します。
10分程度で簡単に終わる、効果が出やすい治療法なのですが、涙点プラグが外れやすいため、効果が数カ月~数年程度しか持たず、都度治療必要なのがネックです。
ドライアイにならないための対策
現代の生活環境には、ドライアイになりやすい原因がたくさんあります。生活のなかの目が乾きやすい要因をできるだけ減らしてあげることが大切です。
例えば、エアコンの風は直接あたらないようにする、加湿器で部屋の保湿をはかる、コンタクトレンズは清潔に保ち、目の乾燥が強い時には眼鏡にかえること等です。
他にも目の周囲のマッサージや蒸しタオルで目を暖めることもドライアイ対策に効果的です。目の血行が良くなり、目の緊張がほどけて涙が出やすくなります。
ドライアイにおすすめコンタクトレンズ
ドライアイで目の乾燥感が強い人には、目の潤い感が持続するコンタクトレンズがおすすめです。
ドライアイの方へのお勧めコンタクトレンズは下記の2つです。
プロクリアワンデー
瞳の角膜細胞をモデルにし、乾燥感をなくすことをテーマに開発された素材「PCハイドロゲル」を使用することにより装着感が良く、乾燥しにくいのが特徴です。
アメリカではFDA(米国食品医薬品局)からドライアイ症状を改善する効果があると認定を受けており、ドライアイの方に最適なコンタクトレンズです。
プロクリアワンデーの詳細や価格は下記の記事をご確認下さい。
デイリーズトータルワン
ワンデータイプの中で一番酸素透過率が高く(156Dk/L)、ウォーターグラディエントテクノロジーにより目に触れる部分の含水率はほぼ100%となり、うるおいたっぷりで装着感が良く、乾燥しにくいコンタクトレンズです。
ドライアイの人でもデイリーズトータルワンならば一日潤いを保てると評判が高いです。
デイリーズトータルワンの詳細や価格は下記の記事をご確認下さい。
まとめ
今回はドライアイの原因や対策について説明していきました。
ドライアイになるとさまざまな症状が現れて、ひどくなると日常生活にも差し支えてきます。
ドライアイで困らないように、目薬を点眼したり、環境を改善するなどして対策を行ってください。
コンタクトレンズを使っている方はレンズを変えるのも一つの手です。今回の記事で紹介した「プロクリアワンデー」と「デイリーズトータルワン」を是非使ってみて下さい。